ワサビのツーン

きみの自撮りを見るときは
きみの顔よりもその背後に広がる部屋を見るんだ

きみがどんな暮らしをしているのか
いっぱい材料もらってさ
枕がきみの顔になった瞬間
その部屋の中でキスしてるんだ

きみが可愛くてズルいから
僕は毎晩きみを食べちゃうんだ

マシュマロみたいな味がして
僕をとろけさせるくせに

きみは今誰とどこにいるの?
ねえ
捨てちゃえばいいのに


僕は夜通し枕にキスしてるんだ
夜通し枕にキスしてるんだ
夜通し枕にキスしてるんだ


明けない夜なんてないから
きみが消えたら鳥がさえずる
身支度して普通の顔して

僕は毎日に歩き出すんだ

きみの自撮りをはめ込んだスマホで
仕事のメールを返しながら
駅の階段にリズムを刻む

ワサビみたいな刺激を超えた
きみが
好きです

想い

この先に待っているのは、幸せなんかじゃない。

例えその手を引きちぎって奪ったとしても、解決する想いなんてどこにもない。

けれど、その手はこの首を絞めてもくれない。

終わりを描いて溜息に詰め込み引き出しにしまう。

いつかそれを針でつついて溢れさせることで、私の言葉に変わるのならば、私は、この今を封じてしまおうと思う。

この先に笑顔なんてない。

だから、ふたつのままでいい。

ひとつひとつをひとつにしてしまわなくていい。


その綺麗な髪も柔らかい声も可憐な笑顔も。

遠くでそれぞれの幸せを生きる。


優しい匂いだけを覚えさせてください。


さようならの準備をする。


楽しかった。


いつか言葉に変える。

愛を描く前に、私は、私の未来を描く。

熟、そう言う人間。

そう言う人間でありたい。

それでいい。

ヘロー

hello。

あなたの中に、まだ私は、いますか?

あなたの中に生きているかな。

きみ

君のおかげで観れた景色を

君で埋め尽くしてしまいそうだ

燈花会

燈花会
私を覚えてくれている人がいる。

私ことをどこかで褒めてくれている人がいる。

これだけでも親孝行出来ているのだろうか。